インド東部コルカタの祭りの会場で群衆が殺到、19 人が死亡
2026年10月18日 20:01
インド東部西ベンガル州の州都コルカタで 17 日夜、ヒンドゥー教の祭りドゥルガー・プージャーを祝う北部チョルバガンの仮設の祭壇会場「パンダル」で、出口に人が押し寄せて将棋倒しになり、19 人が死亡した [1][2]。州のスベンドゥ・アディカリ首相によると、17 人は病院に運ばれた時点ですでに亡くなっており、ほかに子ども 1 人が別の病院で、1 人が搬送の途中で息を引き取っている [2]。けがをした人は約 24 人にのぼり、BBC によると亡くなった人には 7 歳の女の子も含まれ、2 人は隣のビハール州から来ていた [1][2]。会場は「音の向こう側」を意味する「アラバ」を主題に飾り付けられ、連日多くの人を集めていたという [2]。
事故が起きたのは午後 7 時 40 分ごろで、祭りの 7 日目にあたる「サプタミ」の夜に急な雨が降り、大勢の来場者が会場の出口付近に集まっていた [2][3]。主催者がマイクで、会場が今にも崩れるので外へ出るよう呼びかけ、主催者が雇った民間の警備員が笛を吹いたことで混乱が広がったとの初期の報告がある [2]。警察の幹部は PTI 通信に対し、そうした放送の映像を入手しており、誰がなぜ流したのかを調べていると述べた [3]。
祭りの主催者のひどい管理の失敗を示す十分な証拠を集めた。大勢の来場者をさばく明確な計画はなく、すべてが口頭で行われていた。
The Hindu(Chorbagan pandal stampede: Mismanagement, confusing announcements led to mishap, say Kolkata police)
この幹部によれば、会場に配置された警察官と民間の警備員はどちらも足りず、出入り口とそこへ続く道が狭かったことも被害を大きくした [3]。地元の住民からは、警察官が主に要人用の入り口の近くに置かれていたとの声も出ており、アディカリ州首相によれば、会場の設営には警察が許可を出していたという [2][3]。
コルカタ警察は 18 日までに、祭りの委員会の書記や副会長、群衆の誘導を担った人、民間の警備責任者ら 7 人を逮捕した [4]。警察は自ら事件として立件し、当初は 14 人を事情を聴くために拘束していた [4]。アディカリ州首相はカルカッタ高裁の現職の判事のもとで特別捜査班に調べさせる考えを示し、「群衆を抑えられなかった者には処分を下す」と述べている [2]。
州政府は亡くなった人 1 人あたり 250 万ルピーの補償と遺族 1 人の雇用を約束し、けが人には 50 万ルピーを支給する [2]。モディ首相は事故を「悲劇」と述べ、コルカタを訪れていたアミット・シャー内相は予定を取りやめて負傷者を見舞う見通しとなった [1][2]。会場は閉鎖されたが、祭りは 21 日まで続き、州内では約 5 万 7400 か所でプージャーが開かれているため、州首相は主催者に安全対策と会場内の照明を整えるよう求めた [2]。インドでは宗教行事の群衆事故がたびたび起きており、2 年前には北部ウッタル・プラデシュ州の宗教集会で 121 人が亡くなっている [1]。
参考文献
- [1]BBC News(At least 17 dead in crush at Hindu festival event in India)
- [2]The Hindu(Kolkata Durga Puja stampede toll rises to 19; sitting HC judge to probe incident)
- [3]The Hindu(Chorbagan pandal stampede: Mismanagement, confusing announcements led to mishap, say Kolkata police)
- [4]The Indian Express(7 arrested in Kolkata stampede case, death toll rises to 19)