パリ近郊で車から無差別に発砲:マクロン大統領は「人種差別的なテロ」と述べる
2026年10月24日 06:05
パリ南西の郊外トラップと隣のラ・ヴェリエールで 23 日朝、男が走る車から人々に次々と発砲し、1 人が死亡、12 歳の少女を含む 5 人がけがをした [1][2]。現場を訪れたマクロン大統領は、被害者は宗教と肌の色だけを理由に狙われたとして、事件を人種差別的なテロ攻撃だと非難している [1][2]。
発砲はおよそ 15 分にわたって続き、男はトラップのガソリンスタンドや医療センター、遊び場の近くで撃ったあと、ラ・ヴェリエールへ車で移った [1]。トラップのアリ・ラベ市長は、男が無差別に撃ちながら惨事を引き起こそうとしていたと話し、亡くなったのはアフリカ系の人で、重体の 1 人は北アフリカ系だと明かした [2]。ラ・ヴェリエールのニコラ・ダンヴィル市長によると、学校で清掃にあたっていたアフリカ系の 2 人も撃たれ、8 発を受けた 12 歳の少女は重傷ながら容体は安定している [2]。少女の母親は仏ラジオ RTL に、娘がスカーフを着けていたことが狙われた理由ではないかと語った [1]。
逮捕されたのは 39 歳の男で、警察筋によると短機関銃と催涙弾を持っていた [2]。テロ対策の検察によれば、男の自宅にはガスボンベ 3 本と、タイマーにつながる電線が仕掛けられていたという [2]。国家テロ対策検察(PNAT)は「テロ計画に関連する殺人」の疑いで捜査を始め、男の身近な家族の 1 人も 23 日に身柄を拘束された [1]。BBC によると、男には自動的に抹消された前科が 4 件あり、警察には知られていたが、情報機関の監視の対象ではなかった [1]。
ヌニェス内相も二つの町を訪れ、「明らかにテロ犯罪だ」と述べた [2]。マクロン大統領は夜、トラップで記者団に次のように話した [2]。
きょう起きたことは、共和国とわが国にとっての転換点である。きょう起きたのは、テロであり、人種差別による攻撃だった。
France 24(Macron says 'racist terrorist attack’ in Trappes marks turning point for France)
検察は、被害者の「実際の、あるいは想定された人種、民族、国籍、宗教」を狙った犯行かどうかを調べている [2]。大統領は、根を張りつつある思想を前に一歩も引いてはならないと国民に呼びかけた [1]。
参考文献
- [1]BBC(Macron says deadly shooting near Paris is a 'racist terrorist attack')
- [2]France 24(Macron says 'racist terrorist attack’ in Trappes marks turning point for France)