金正恩氏が開通したばかりの橋を渡って中国・丹東を訪れる
2026年10月25日 05:25
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は 24 日、中国遼寧省丹東を訪れた [1][2][3]。韓国政府の関係者によると、中朝の国境を流れる鴨緑江に架かり、15 日に開通したばかりの新しい橋を渡って入ったという [1][3]。中国側では共産党序列 4 位の王滬寧・人民政治協商会議主席が出迎え、習近平国家主席からのあいさつを伝えた [1][2]。
新華社によると、2 人は朝鮮戦争の記念館の広場で中国人民志願軍の戦死者をたたえる塔に花かごを供え、金氏は館内で両軍がともに戦った歴史の資料を見て、自ら書き添えた写真を記念館に贈った [2]。聯合ニュースによると、丹東では自動車工場も見学している [3]。王氏は、志願軍が朝鮮戦争に参戦して 76 年となる節目に金氏がわざわざ丹東を訪れたことは、北朝鮮が「血で結ばれた」中朝の友好を重んじている表れだと述べた [2]。
金氏は、社会主義の事業に対する中国の長年の支えに感謝し、両国の歴史的な友好と実務の協力を広げて双方の国民に実りをもたらしたいとの考えを示した [3]。中国外務省によると、金氏は「中国側と共に歴史的な友好を継承したい」とも述べている [1]。短い滞在を終えて帰国する金氏を、王氏が見送った [3]。
北朝鮮と中国は、中国軍が朝鮮戦争に加わった 10 月 25 日を記念日としており、訪問はその前日にあたる [3]。金氏の訪中は 2025 年 9 月以来で、聯合ニュースによれば今回で 6 回目となる [1][3]。王氏は、習氏と金氏が昨年 9 月と今年 6 月に互いの国を訪れたことに触れ、新しい橋の開通をきっかけに人の行き来と貿易の協力を広げたいと語った [2]。
新しい橋は北朝鮮の新義州と丹東を結ぶ全長 3026 メートル、4 車線の橋で、中国がおよそ 3 億 1000 万ドルを投じて 2014 年に完成させたが、北朝鮮側の道路や税関の整備が進まず、開通が長く遅れていた [3]。中国は来月、深圳でアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を開き、トランプ米大統領も出席する見通しだが、金氏との会談を望むトランプ氏の呼びかけに北朝鮮は応じていない [3]。
参考文献
- [1]共同通信(金正恩氏 2 年連続訪中 習指導部は歓待 国境で会談)
- [2]Xinhua(China's top political advisor accompanies DPRK top leader on visit to border city)
- [3]Yonhap News Agency((5th LD) N. Korean leader Kim Jong-un visits China, meets senior official amid ties push)